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【剣禅一如　より　一部紹介】

空無に徹した禅者

　沢庵宗彭（一五七三～二（四五）の『不動智神妙録』や『太阿記』に説かれた、禅の心と剣の心は、柳生流の兵法家伝書である、『殺人刀』と『活人剣』に大きな影響を与えた。竹内流の三徳抄/日下捕手開山竹内流本部道場 平成4年 岡山県建部町 日本柔術。

『殺人刀』と『活人剣』は柳生宗厳、宗矩の父子二代にわたって工夫考案された柳生新陰流の技法、および心の持ち方の理論を詳しく述べたものである。江間式心身鍛錬法・並気合法之原理・改訂増補・高峰道人・江間俊一先生講演・網野霊峰筆記/大正15年/江間式心身鍛練法の創始者/小口金。

　柳生流の剣法書のなかには禅の影響がいたるところに見られるが、柳生宗矩はどうして禅を学んだのであろうか。天真正伝香取神道流記念・流祖飯篠長威斎家尚公生誕六百年を記念して/作家戸部新十郎宛大竹利典の献呈署名/流祖飯篠長威斎家尚公お教え。それには柳生宗矩と沢庵との交渉を語らなければならない。2L3-2 (増補再版 大日本居合道図譜) 函付 河野稔百錬 昭和42年 非売品。

　宗矩は沢庵よりも四歳の年長者でありながら、かなり若い年代から交遊があったらしく、宗矩は沢庵の禅を若年から学んでいた。仙台藩武術関係資料集/渡辺一郎/諸国武術修行者見聞記・文通録/一貫青山狭川先生仕合始末/御家中士凡諸芸道伝来調書抜・高田甚左衛門。

　柳生但馬守宗矩は三代将軍家光の剣道指南役をしていたが、剣法を家光にその技法の面においては、ほとんど残すことなく伝授していたが、心の持ち方の深妙の道理をその上教えなければならないと感じた。武道の事典用語集武道歌選剣道居合道柔術弓道槍術塚原卜伝遺訓抄柳生石舟斎兵法百首示現流兵法書二刀流兵法伝書柳生新陰流百首美人草秘歌他。そのとき、宗矩は若いときから禅について師事していた沢庵宗彭を推挙したため、沢庵が関東に下向したのであった。復刻版・肥後三郎・弓に生きる/松永重児/仕事ぶりは弓造り一途に打ちこんだ職人魂そのものでこの大宇宙に自分だけともいうべき姿です。

　いったい、沢庵とはどの程度の禅の境地に達した人であろうか。日本レスリングの物語★柳澤 健★株式会社 岩波書店★帯付★絶版★。それを知るには沢庵が臨終したときの様子を記した『萬松祖録』を見ればよい。ブルース・リー BRUCE LEE THE INTERCEPTING FIST （洋書）ペーパーバック写真集。

　正保二年（二（四五）十二月十一日、枕辺にいる僧たちが沢庵の辞世の偈を要請した。念流の伝統と兵法/樋口一/昭和11年/念流の起源と伝統/歴代の事蹟と門葉/念流の道場と兵法/馬庭念流は現存で原初的防具を伝える・最古の流派。沢庵は手をふってこれを拒否した。柔全　市岡柔道部史　中学編　旧制市岡中学　市岡高校　非売品　大阪府。僧たちはあえて偈を重ねて書くように頼んだ。レア！ブルース-リー 表紙号　ファイティングスターズマガジン。沢庵は筆をとって、ただ「夢」の一字を書いただけで、筆を投げ捨てて没した。弓道講座・11冊/昭和16年の復刻版/定価88000円/総論編・技術編・歴史編・現代及参考編・講義及伝書編・弓道辞典/斎藤直芳・本多利時。時に七十三歳であった。短剣道術科教本・短剣道と小刀術/高橋華王/全日本銃剣道連盟理事長大津峰治推薦/単純な動作の中で3-400にもわたる槍術の極意が含まれている。

　沢庵は死ぬ前に遺言していた。詠春拳 張卓慶 1983 WING CHUN BIL JEE WILLIAM CHEUNG 葉門　ブルースリー　李小龍　拳法　武術　古武道　空手　護身術　気功　東洋医学。全身を後の山に埋めて土を覆うだけでよい。希少 !!【 少林寺拳法 5点 まとめて 】五十年史 1部 2部 復刻版 教範 VHS ビデオ 連盟 有段者 芳名 資料 古い 古本 古書 昭和 レトロ。経を読む必要はない。サイ　釵　二本一組　琉球古武道　空手　拳法　武具　武器　護身　武術。僧を呼んでお齋をする必要もない。新陰流伝書集・上下/筑波大学武道文化研究所/限定200部/前にあげた新陰流関係史料に当研究会が新しく入手した資料を追加し編集したもの。道俗から香資をもらってはならない。鄒家八卦棍図説/譚漢/譚漢氏は「譚家三輾手」・「鄒家八卦棍」に数十年間専念し特に棍術に優れており嶺南の棍術の達人として知られています。僧たちは平生のような生活をしていればよい。柳生心眼流兵法入門/星国雄/400年来口伝等で密かに伝えられてきた技と精神を忠実に記述し心眼流を習得しようとする方々への入門書/2冊。墓塔を建てたり、仏像を安置してはいけない。点穴・練功・薬功 : 武術は超科学だ!　中国拳法　中国武術　カンフー　功夫。位牌も不必要、諡はいらない。柳生流兵法口伝聞書/渡辺忠敏/新陰流兵法第二十世柳生厳長師から頂いた口伝書や直接伺ったことを書き溜めて置いたものを保存している。本山の祖堂に自分の木牌を納める必要もない。貴重　衛笑堂　実用螳螂拳　螳螂拳　拳法　武術　古武道　気功　合気道　中国拳法　空手　少林寺　気功　東洋医学。さらに自分の一代の年譜など作ってはならぬ。★【 制剛流縄之巻 全 】（検索）捕縄術、捕縛術、捕手術、逮捕術、捕物、組討、柔道、柔術、警察、奉行所、関所、岡引、同心、武道、武術。これは沢庵の遺言であった。貴重　肥田道夫　肥田式強健術　鉄人講座　　 武術 古武道　空手　柔術　柔道　護身術　合気道　気功　東洋医学　健康法。最後に自分を埋めたところに墓のかわりに一本の松を植えてくれ、と頼んだ。即決★【稀少帯付】黒崎健時『若木怪力法の秘密・私は見た！昭和の超怪物』（巻末・黒崎 vs 若木竹丸 対談収録）ー大山倍達・木村政彦。

　この沢庵の遺言は沢庵の人となりをたいへんよくあらわしている。柳生心眼流兵術・実戦拳法の術理を解明 /地方流儀の古流拳法柳生心眼流・総合武術の内兵術甲冑柔小具足取と称する拳法技法を中心に解説する。

　禅僧が遺偈を残すのは長い伝統であった。DVD 円心流 居合　日本の古武道　武術　古武道 剣術　空手　柔術　合気道　護身術　柔道　拳法　柔道。死の直前、書き記したものならば遺偈に価するが、生前から書いているようなものは遺偈ではない。『阿部派天道流兵法』　最新刊　剣術　二刀　小太刀　短刀　杖　鎖鎌　古武道　武術　古文書　巻物　伝書　居合　柔術。沢庵は遺偈を書くようなことはたわごとと考えていたのだ。『新庄藩伝穴澤流薙刀教範』非売品限定出版　なぎなた　古武道　武術　伝書　巻物　武具　秘伝　剣術　古文書　残部僅少。痛快なのは読経もお齋も、香資もいらぬということだ。居合道覚え書 清水俊光著 昭和45年 無双直伝英信流居合兵法 正統第二十代宗家 河野百練先生 校閲/揮毫 利水幸夫 非売品。葬儀などやる必要はないということである。中国の体育と健康シリーズ　　計18冊　　　中国人民体育出版社　ベースボールマガジン社　監訳。真個の禅者であれば葬儀などする必要はまったくない。貴重　非売品　浅山一伝流　大倉伝 日本剣道史　　古武道　武術　柔術　体術　剣術　居合　武芸　棒術　武道。現代の高僧など沢庵の爪のあかを飲んだらよい。貴重　松濤会　松濤館再建十周年記念　江上空手　江上茂　船越義珍　空手道　空手　沖縄　琉球　古武道　武術　拳法　唐手。

　葬式をしないばかりではない。夢を信じて 武道と仏道の融合 2007年初版DVD未開封。墓も位牌も禅師号もいらないというのである。【月刊フルコンタクトKARATE】まとめて20冊！芦原会館 アンディフグ　大山倍達　グレーシー柔術 捌き 空手 　91641。さらに自分の一代の年譜や行状を書くな、ということは自分の痕跡をこの世に残すなということである。稀少　【非売品】　『中山博道述　剣道講話』　(昭和6年)。人間死ねば空無に帰することを大悟していたのが沢庵であった。連続写真でみる 七星螳螂拳入門―螳螂手 松田 隆智。それは真の禅者であった。これが忍術だ・その歴史と技法/小山龍太郎/写真提供奥瀬平七郎・沖森直三郎・戸隠流宗家初見良昭・忍術資料館/忍術の技術・忍者列伝・忍具。この沢庵に師持した柳生宗矩の剣道書に禅の影響があるのは当然といわねばならない。貴重　合気口伝書 西郷派大東流　曽川和翁　大東流　合気道　点穴　手裏剣　合気　古武道　武術　拳法　柔術　空手　整体。

心の置き方

　沢庵は剣道の修行とは人間から心の「こだわり」を取り去る修行法であるという。昭和弓道 陸軍大将正二位勲一等功二級 鈴木荘六閣下下題字 田中富造著 大日本武徳会長香川支部観音寺支所 正誤表つき 昭和11年 WB2。「こだわり」とは自由な心、無心な心ではなく執着する心をいう。※最終値下　貴重　詳解　田宮流居合　妻木正麟　居合　　居合術　居合道　剣術　 　古武道　武術　武芸　剣術　居合　柔術　空手。この「こだわり」の心が剣道の修行においても大きな障げとなると説く。30か4841す　合気道真諦/植芝吉祥丸/講談社/昭和61年発行/古武術　謹呈署名有　函ヤケ。沢庵が柳生宗矩に与えた『不動智神妙録』は剣道の修行においていかにしてこの「こだわり」の心を除くかを説いたものである。38か2607す　静岡県中国武術協会資料セット　四十二式太極剣　太極拳学習資料　四十八式太極拳　書込み有。

　剣の勝負は現在の一刹那において決せられる。闘戦経釈義　日本兵法之奥義　笹森順造 著。それであるからその心も動作も一瞬の停滞をも許すことができない。内家拳・秘伝口訣/佐藤金兵衛/内家拳の三派は基本原理は同じ・拳経や実戦的な歌訣には解説・一読して意の通ずるところは書き下しを供した。

　こだわりの心は「留まる心」ともいわれる。新刊！！『神道無念流の歴史と技法』－八戸藩伝神道無念流立居合全解－』居合　剣術　古武道　武術　伝書　巻物　古文書。過去にとり残れている心が留まる心であり、それがあると、剣の試合においては一瞬のおくれをとる。ステッキ術/江連力一郎/若き日に修得した金子愛蔵の「心形刀流護身杖術」をもとにより簡便で実用的なものをと多年にわたり研究の末に大成。

　こだわりなき心は無心である。絶版レア★「合気武道解体新書」★萩原俊明★関節技のしくみを解剖する★技を創作する★愛隆堂。無心にして剣を動かすとき、その究極においては「無刀の心」となる。豊臣家 吉川家 指南 伯耆流柔術秘伝絵巻 マツノ書店 限定980の内205 平成元年発行 中島篤巳 著 古武道 古武術 居合。もともと無刀の意味は素手をもって相手の白刃を奪うことであったが、さらにその解釈は拡大されて、太刀のない場合、自分の手なり、扇子なり、木の枝なり、身のまわりの近くにあるものを自由に用いる意味となる。貴重　富木謙治　護身術入門　危機から身を守れ　昭和47年　　　合気道　大東流　柔術　空手　拳法　武術　古武道　柔術　護身術。さらに精神的な解釈が加えられ、剣における身がまえ、間合、その他、一切の動作が無刀の心より出なければならないという。行射六十年/署名/昭和30年/日本弓道連盟・日置流弓道範士浦上栄先生が六十年に亘る弓の生活を学生に口述されて深く秘して置かれたもの。

無刀の解釈がこのように変化したのは沢庵の影響であるといえる。古岡二刀斎『秘剣無双流 居合斬り』(昭和58年初版/函)居合　抜刀　試斬　日本刀。沢庵は心の置き方をつぎのように説く。現代語・万川集海・陽忍編/石田善人/不断の訓練と習熟で常人のなし得ざるところを実現するテキストで熟読すればなかなかに面白い書物である。

　　心の置所。錬膽護身　唐手術　富名腰義珍　昭和4　松濤館流空手道　YAH113。心を何処に置こうぞ。紀効新書/戚継光撰書/昭和58年/戦略・武器及び徒手での格闘・兵員の選抜・訓練・武器・陣法・軍律・行軍・旅営・兵法など多方面に及ぶ。

　　敵の身の働きに心を置けば、

　　敵の身の働きに心を取らるるなり。多聞内神道奥義/非売品/綿拳と呼ばれた老師の掌を実際の鍛練を滅じて完成させ伝える・多聞内神道では鬆かい拳や掌の武術を拳法として統一化。

　　敵の太刀に心を置けば、

　　敵の太刀に心を取らるるなり。道の弓・礼記射義・射法訓の解説/松井巌・一宮弓道会・尾州竹林流徳風会のメンバー/道の会・オランダの弓道人を支援する会/自費出版。

　　敵を切らんと思ふ所に心を置けば、

　　敵を切らんと思ふ所に心を取らるるなり。※ 非売品 ※　大正二年　帝国尚武会　禁譲渡貸借　会員専用　【 柔術修業秘法 】　野口正八郎　神道六合流　柔術　武術。

　　我が太刀に心を置けば、

　　我が太刀に心を取らるるなり。居合道真諦/河野百錬/非売品/昭和37年/居合道真諦概説・無双直伝英信流歎異録・林崎甚助源重信公伝・無双直伝英信流居合初心集・精武養心。

　　われ切られじと思ふ所に心を置けば、

　　切られじと思ふ所に心を取らるるなり。合気道入門 当身技と関節技の合理的練習法 富木謙治 スポーツ新書73 ベースボール・マガジン社 1983 新書サイズ 武道 武術 合気道。

　　人の構えに心を置けば、

　　人の構えに心は取らるるなり。立身流之形・第一巻/立身流は戦国時代に興った流派で立身三京が必勝の原理を会得して創始した・立身流の表芸は刀術(居合・剣術)である。

　　兎角、心の置所はないと言ふ。弓射における心法の研究・心法・技法の帰一/村上久/主として指導者の方々を対象として書いたもので修練や指導のご参考になれば幸いである。

　　これは敵と向かいあったとき、心をどこにも置いては

　ならぬことを説いた沢俺和尚の有名な一文である。本少林寺拳法宗道臣鈴木義孝歴史技術剛柔法形乱捕仁王拳三合拳天王拳白蓮拳地王拳鶴立拳龍王拳龍華拳五花拳金剛拳羅漢拳修行法連続写真解説。（以下略）

【近世日本における儒教理解より　一部紹介】

　五世紀以後、日本人は、道徳、宗教、政治、教育、文学など文化の全領域にわたって儒教の影響を受けた。酔拳スーパーテクニック 龍飛雲 愛隆堂 4750202428 腕法 歩法 退法 跌法 何仙姑 韓湘子 曹国舅 張果老 藍采和 漢鐘離 鐵拐李 呂洞賓。このことを無視して日本人の思想を語ることはできない。DVD「沖縄拳法　型　Vo1.&Vol.2　喜屋武徹」2枚セット。

　特に近世は、儒教が日本人の思想の形成に最も深くまた広い影響を与えた時代であり、支配者層の思想のみならず、被支配者層の人々の考え方にもこの儒教の影響が及んだことは周知のところである。本柔術真之神道流天神真楊流竹内流関口柔新心流関口流起倒流直信流良移心当流直信流渋川流双水執流揚心流扱心流長尾流躰術解説歴史連続写真。

　儒教はまず道徳の教えであり、その教えを組織的体系的にとらえた理論である。貴重本 柳生心眼流兵法入門 宗家 星國雄 監修 仙台柳心会 平成14年発行 古武道 武術 空手道 拳法 剣術 護身術 合気道 柔術。日本人がこの中国の儒教を受入れ、しだいに日本的な儒教理解を形成する過程を述べるにあたって、本論では、日本人の「人間」の理解の深まりに儒教がいかなる役割を果したかという点を中心に考えることにする。ブルース・リー　ゴールデンムービーニュース　コレクション　ハードカバー182ページ【絶版品】。

近世以前の儒教

　近世における儒教の台頭を理解するためには、戦国時代の武将の間にすでに儒教に対する関心が高まっていたことを理解しておかなければならない。拳藝論　中国武術　螳螂拳。

　戦国の武将たちは、その下剋上の風潮の中にあって、いかに自己の地位を確保するかということに苦慮した。【複製】『 八光流柔術秘傳 八光流柔術秘伝 』 工芸 紙本 巻物 巻子 木箱付 初代宗家 奥山龍峰 昭和43年 秘伝 伝書 奥儀 柔術 武術 護身術。そして下剋上の波にのって支配的地位にのし上がろうとした者も、下剋上の突上げに抗して自己の支配を確保しようとした者も、その川的を実現する心構えを説く教えとして、治国天下を説く儒教に関心を持ちはじめていた。貴重 非売品 廣西元信 追悼録　松濤会　松濤館　船越儀珍　武術　古武道　空手道　空手　拳法　江上茂　江上空手。近世における儒教の台頭に徳川幕府の奨励が大きくいていたことはいうまでもないが、この戦国武将の間における儒教への関心の高まりを無視することはできない。２冊　萇氏武技書　萇乃周武術学　拳法　武術　古武道　気功　合気道　中国拳法　空手　少林寺　気功　東洋医学。徳川幕府が突如として儒教を奨励しはじめたわけで（略）

「敬」－武士の倫理

　儒教における「敬」という概念が、武士社会においていかに受けとめられたかということを追うことによって、儒教と近世武士の倫理思想とのかかわ力の核心、いいかえれば、儒教によって養われた近世武士の倫理思想の核心にせまることができると思う。弓道及弓道史/浦上栄・齋藤直芳/昭和11年/小笠原流に於いては旧来道統数百年の長い間未だその全幅の発表の行はれたことはない。そこで光の章と重複するところがあるが、近世武士社会における「敬」の理解の歴史的展開に焦点をあてて考察した旧稿（東京大学出版会『実存と社会』所収）を最後に置くことにする。ブルース・リー　掲載本セット　2。前章までの文章をふまえて、この一文を読んで頂ければ幸である。五祖拳 制勝奇招 　 拳法　武術　古武道　空手　空手道　沖縄　琉球　　護身術　気功　東洋医学　武。

自敬の精神

　徳川時代に儒教が興隆したことは周知のところである。【武術浅山一伝流】小佐野淳 愛隆堂★武道 柔術 棒術 伝書★送料例 800円/関東 東海。儒教のうちでも朱子学が幕府の支持をうけて正統的な儒学とみなされたこともまた人々の知るところである。剣道修錬　三橋修三　昭和17年。しかしわれわれは、幕府の支持をうけた朱子学が徳川時代の儒教思想を終始内容的に主導していたと考えてはならない。【86】【極希少】合気道 剣・杖・体術の理合 第一巻～第四巻 4冊まとめ 斎藤守弘著 港リサーチ 日本武術 中古本 コレクター必見品。これまた人々の知るごとく古学がおこり陽明学が台頭して朱子学の地位は安泰ではなかった。ブルース・リー　四海週報　ハードカバー版182ページ。たとえば―実は本論の主題にかかわる問題であるが―朱子学においてはその思想体系の要として「敬」が重視されていたけれども、古学・陽明学など朱子学に批判的な儒学が台頭した徳川時代の儒教思想界の趨勢は、「敬」に代って「忠信」・「誠」をもっとも重んずべきものとする傾向をおし出していった。大日本武徳会　武道専門学校史。しかもこの傾向は時とともに次第に高まっていった。アイアン吸盤、保護具、パティオ、ルーム、155～175センチメートルと詠春拳木の模造、カンフー木の模造,170cm。寛政異学の禁、昌平校の官学化などによって、朱子学の社会的政治的地位の補強が幕府によってこころみられたけれども、「敬」を要とする朱子学（以下略）

【養生思想と武道　より一部紹介】

はじめに

　柔道、剣道、弓道など、日本古来の伝統的運動文化である「武道」は、いうまでもなく闘争技術から発展してきたものである。弓矢の歴史を語る/昭和18年/鳥居龍蔵序・貴下は實際に弓笛の道に従事せらるるを以て本書はこれが為め更に一層の光彩をはなつものと存じ候。戦いのための武技が人殺しを目的とする実用性を離れ、武技に習熟すること自体にその目的を意識するようになって、芸あるいは道という、いわゆる文化と呼べるものに発展してきたのである。猪狩俊郎 激突！ ／ PRIDE RIZIN 川又誠矢 榊原信行。そしてその過程において、形態的には、弓、馬、剣、槍などさまざまな武技が総合されて戦いに有効性を持っていた総合武術が、単一の武技の教習が中心となり、そこに流派が発生した。柔道技の大百科・体型別・3冊/背負投・体落と/大外刈・内股・払腰/捨身技・返技・大内刈・小内刈・組み手/木村政彦・猪熊功・神永昭夫。それぞれの流派では、技法を工夫し、「型」という日本特有の技法の伝承形態として、技の精髄を集約していったのである。★最終値下　昭和31　空手道一路　船越義珍　空手　武術　古武道　松濤館 拳法　沖縄。そして「型」の伝承という教習の体系が整備されることにより、流派の道統は人から人へ受け継がれ、「伝統」とか「道」という言葉で表現されるような、日本独白の技術観を待った武道という文化が、今日の私達にまで伝わってきているといえよう。新刊『武術史蹟探訪記　第一巻』 武術 剣術 柔術 居合 薙刀 天然理心流柔剣棒居合 渋川流 天神真楊流 無双直伝流居合和棒 古武道 巻物。

　武技が相手を倒すという実用性のみを目的とするのでなく、技に習熟すること自体に意義を見出し、武技の修練、修行が説かれるようになるのはほぼ近世初期からである。貴重　肥前武道物語　黒木俊弘　タイ捨流　丸目蔵人佐　　新陰流　剣術　武術　古武道　武芸　 柔術。そこでは武芸の技法の修練が「心」の問題と相関的にとらえられ、いわゆる近世武芸論が成立する。日東書院刊　実戦中国拳法　秘門蟷螂拳入門　松田隆智　著　昭和57年3月1日発行　超希少古本。近世武芸論は、心法、技法、修行などにわたる内容を理論化したもので、日本の他の芸能、能、茶、歌舞伎などと同様、身体を通じて技を磨くことによって心を深めるという、いわば実践的認識の世界を論じている。４２式太極剣入門 （太極拳ハンドブックシリーズ　４） 李徳芳／著　呉増楽／著。本来身体実践にかかわる思想は、禅で「不立文字、教外別伝」といわれるように、「身体で覚える」ものであり、理論的、思弁的認識を排除し、否定すらする考え方が強かった。柔道/講道館/嘉納履正/嘉納治五郎題字/世界選手権者・全日本選手権者・柔道界に一時代を作った代表的選手の得意技を視覚的に味得して欲しい。武芸においてもその傾向が強く、当初武芸伝書は、技法の名称のみをただ羅列し、その意味内容は「口伝」とされた。陰陽八卦掌 田廻著　八卦掌　拳法　武術　古武道　空手　気功　太極拳　東洋医学。しかし、江戸時代の太平の世となり、流派武芸が栄えて「型」の精妙さを競うようになり、武芸の理論化が進んでいったのである。大和流弓道天地人卷抄/松尾牧則/指導者用の弓術解説書・大和流弓道傳書免許之部とも校合を行い森川香山直伝の書をもとに翻刻を試みました。

　近世武芸論の思想についてここで述べる余裕はないが、一般的には、仏教、儒教の影響を強く受け、それら思想の語を借りて表現されている伝書が多い。拳法極意・当身殺活法明解/藤田西湖/昭和33年/本書によりその箇所と打撃の要領を熟得練磨せば殺活自在の妙を得ること確実なりと信す。しかし、仏教、儒教といっても、中国からの移入過程、それの日本化などから考えて、日本思想の特徴は、多様で混じり合った思想ともいえるのではなかろうか。Ba Gua Zhang Pa Kua Chang八卦掌 姜容樵 Kang Yongman人民体育出版社　中文。したがって近世武芸論の思想も、禅とか儒教で分析的にとらえられるものではない。【稀少】河野稔百練『大日本居合道図譜 増補再版』(昭和42年/函)抜刀無双直伝英信流。武芸の思想を、掘り下げ、日本思想の中に位置づける研究は、まだほとんどなされておらず、今後の研究をまたなければならない。射法輯要/藤原正伝・江戸竹林派２代目内藤與惣右衛門/みゆみ会編集部/弓道書・弓術書/和装本。

　このような時点で、養生思想と武道の関係を論ずることは不可能に近い。s 国士1～4巻＋柔道1～5巻＋総目次 全9冊セット 不揃 国士5・6巻欠 パンフレット付 函付 昭和59年 講道館 本の友社 嘉納治五郎。そこで本稿では、養生思想を理解することに主眼を置くことにした。送料無料！　古書　古本　中国秘拳 太極拳　佐藤金兵衛 　愛隆堂　　　拳法　功夫　武術　格闘技　アンティーク　初版　昭和４８年。特に道教の養生法は、われわれの心身の問題を考えるうえでも、興味ある対象である。名和弓雄「忍びの武器」(新人物往来社/昭和42年初版)忍者 忍法 忍術。特に「気」に関する問題は、今後の武道思想研究の大きな課題であると考える。【中国武術貴重書籍】陳式太極拳技撃秘訣　老架　王西安　歌、要訣、秘伝内容が豊富に凝縮された用法技撃練拳者には、貴重な書籍。また近世武芸論の思想内容は、今後の研究により興味ある成果が期待できると思っている。無双直伝英信流 居合道の手引 川久保瀧次 1977年 昭和52年。

　本稿では、今後の武芸論の思想的研究の問題意識を深めるための、基礎的な問題提起ができれば、という程度でしか書けないことをお許し願わねばならない。仙台藩武術史研究・第1号・日本武術伝書集仙台藩編/日本総合武道研究所編/武術の雄藩仙台/浅山一伝流柔術/夢想卜伝流鉄扇術/柳生首座流剣術。

益軒の養生論

　日本に中国の医術が伝来したのは古く奈良朝以前であったといわれ、平安時代には『大同類聚方』や『医心方』、『長生療養方』などの養生書が編せられている。弓道/竹内尉/昭和14年/射法解説・妄射求身録・射の十四要・日置流目録六十箇条・現代から將來に向つて發展する眞射道を新興射道と呼びたい。鎌倉時代になると、栄西の『喫茶養生記』が出るが、いずれも先に述べた中国の養生法を受け入れたものであり、栄西になると、仏教、陰陽五行説を加味している。合気道・剣・杖・体術の理合・第四巻/斉藤守弘/昔から指導者にだけ伝えられた返し技を掲載・その技の主旨を考慮して基本的なものに留めた。室町時代になると明の医術が伝えられ、宋儒の性理の説を基礎にした、陰陽五行説、理気の説などが強く影響を与えてくる。中国秘拳・太極拳/佐藤金兵衛/現在中国で最も多く普及し、中国政府も奨励している楊家派の太極拳・簡化太極拳・推手法の解説も加えてみた。この立場は近世に受け継がれ、近世の養生論は、宋儒性理論に立脚した明の医術の道統をもって発足したが、朱子学、陽明学、古学などが盛んになるにつれて、孝道が養生の本旨とせられ、天寿を全うすることがその目標となって、中国伝来の神仙不老の養生法の理念は影が薄くなる。少林寺拳法　盾卍　ネームプレート。しかし方法については強くその影響が残っていくのである。空手・サバキ　DVD「サバキを伝える空手　北武拳　山﨑淳史」。

　日本の養生論についてくわしく述べる余裕はない。少林金剛禅自然門 少林六十四腿撃法　王信得　少林拳　太極拳 少林寺　拳法　武術　古武道　空手　気功　東洋医学　カンフー　少林寺拳法。また大いに興隆する近世の養生論についても、何人もの例をあげて説明するゆとりもないので、ここで、日本の養生論を代表する貝原益軒（一六三〇～一七一四）の『養生訓』についてふれておきたい。日本伝天心古流六甲秘祝九字真法秘事　新陰流仕込杖遣様目録　コピー製本　柔術　護身術　伝書　巻物　武術　古武道　居合　剣術　秘伝。

　益軒はいうまでもなく朱子学者である。大日本戸山流居合道/森永清/閑院純仁序文/非売品/陸軍武道の精華でありかつその貴重な遺産である/技法と共に旧軍精神の伝統を正しく伝える。しかし朱子学者でありながら、『大疑録』を著わし、朱子学に疑問を投げかけるという批判精神の持主でもあった。日置流射技詳解・第1輯・紅葉重ね・非売品・昭和10年/日置流射技詳解・第2輯・離れの時機/弓具の見方と扱方・付紅葉重ねと離れ/浦上栄・3冊。太宰春台が『続大疑録』の中で、「宋儒の徒を以て、而も宋儒を疑ふ、誠に奇士なり」と評しているように、益軒の思想の独自性は、「疑わざれば進まず」という学問的態度と、一方で認めるべきものは認め（以下略）

【易筋経、洗髄経について　より　一部紹介】

　中国武術の歴史は古く、春秋・戦国時代（紀元前八～三世紀）にはすでに武術は相当盛んに行なわれていたらしく、多くの文献にその記録が出てくる。生活の中の合気道 /藤平光一（著）/六芸書房。武術としては、手摶（拳法）と剣が中心であったらしい。大東流合気柔術 (1985年) 　岡本 正剛 (著)。中でも拳法は中国武術の中心であって、数多くの派に類別できるらしい。弓道の基本体型/宇野要三郎述/非売品/現代において最も是なりと信ずる日本弓道の基本体型を説明し弓道家諸君の参考に供せんとするもの。そして拳法は本稿の主題である養生術と非常に密接に関係している。大射道/安沢東宏/中野慶吉文/安沢範士は当代における卓越した名弓道家であり比類なき指導者であった・82年の生涯は弓道一筋の 行であった。特に呼吸法と導引かその中心であった。武術史研究・雑誌武芸帖合本・第3巻/綿谷雪/直心影流伝書/直心影流口伝之書/圓明流兵法之賛/旭流について・久琢磨/古武道各流派名鑑。気を体内に蓄えて気を練り、気の力を強大にすることによって、拳法の技もその威力を発揮するのである。新柔道の手引　竹田浅次郎　初版。そこに気を養い、気を練る方法として、養生術が拳法と強く結びつくことになったのであろう。ブラジリアン柔術バーリ・トゥードテクニック トップ・ポジション編。

　たとえば、前に導引の所でふれたが、後漢の時代の華陀が五禽之戯という導引法を作った。大和流弓道研究・大和流弓道の成立とその流派特性に関する研究・付大和流弓道系図・大和流弓道史年表・松尾牧則/大和流弓術伝書・限定150部。これは鹿、虎、熊、猿、鳥の五種の動物の動作を模して考案したものであるが、中国拳法で名高い少林拳では、華陀の五禽之戯を参考にして少林五拳を考案したといわれている。即決 送料無料 大正期　非売品　柔術修行秘宝　著・野口清　帝国尚武会　大正2年　当時物 　/BTA。その他、八段錦という導引も拳法にとり入れられている。古流武術の世界・柔術編・武器編/小佐野淳指導・演武/ビデオ2本。

　このように、拳法の源流ないし背景を探っていくと、古来の養生術との関連が出てくるが、その中で必ず出てくるのが、本書に収載している『易筋経』『洗髄経』である。相伝録日本伝・正武天心古流拳法・地之巻・下/流祖浅山一伝斎三五郎重晨・日本伝・逆手術拳法・捕手術武道正統・正武天心古流拳法岩城英男。この二経についての成立、作者、伝来などについては、俗説の域を出る事実関係は何一つはっきりしていないといってよい。柔道回顧録/講道館十段・三船久蔵/昭和28年/故郷忘じがたし/講道館と横山先生/想い出の若人たち/前進するもの/覚え書あれこれ/柔道の哲理。『易筋経』は現在の中国でも、健康体操法として出版されているが、現在わかっているものもすべて清代後期（一八〇〇年以後）のものであるらしく、原典もはっきりしていない。ネ9/居合道覚え書 清水俊光 昭和45年。本書に載せている両経も、江里口氏がかつて中国に渡ったとき、知人の中国人の協力で翻訳して持ち帰られたものと聞いている。水上飛行・軽身功夫秘伝/白燕生/昭和49年/武術の一種で拳法・脚法・槍法を練習する際にも身体の軽やかさと活発さが主要な要素となります。したがって、日本で公開されるのももちろん初めてであり、その内容、文言についても校合、吟味されたものではない。連続分解写真による柔道の技法・寝技編・投技編・2冊工藤一三・柔道の創始者一嘉納治五郎師範に直接教えを受けた数少ない現存者の一人。本稿で筆者がこの両経について解題、解説を書くのは、まだ不明なことがあまりにも多く、研究もしていない現時点では不可能といってよい。大東流秘伝大鑑/曽川和翁/本当の意味での秘伝に触れる必要がある・本書では秘伝に焦点を当て秘伝の何たるかという事を具体的に述べた。前述の道教の養生論を参考にして、両経をお読みいただくよりほかはないと考える次第である。【本物】貴重 K-1 アンディ・フグ&アーネスト・ホースト 直筆サイン色紙 2枚セット。したがってここでは松田隆智氏の研究などを参考にさせていただいて、きわめて簡単にふれておくにとどめたい。古武道　一撃必殺　神秘武術　3冊セット　希少・絶版。

　中国禅宗の開祖は、六世紀初の北魏のころに中国に渡ってきたというインド人菩提達磨であるというのが通説である。阿波研造 : 大いなる射の道の教　桜井保之助　昭和56年非売品　＜線引き書込み多数有り・一部破れ有り＞弓道　※レタパプラス。しかし達磨の伝記はきわめて不確実であり、不明なものが多いといわれる。フルコンタクト空手・22冊/ブルースリー と截拳道/木村政彦・塩田剛三・武の真人極意を語る/芦原カラテ・ストリートファイトカラテ。有名な少林寺での面壁、慧可の雪中断臂の伝説なども、はるか後世にあらわれた伝説である。弓道入門/日置流印西派師家・稲垣源四郎・浦上栄に師事/絵説により頭で理解し目で見る資料とされ初心者にも指導者にも懇切丁寧に解説された。それはともかく、『易筋経』『洗髄経』は、達磨が少林寺に来て仏法を説きながら、弟子に身体を鍛えるために与えたものとされる。新星出版社刊　八極拳　劉雲樵　著　大柳勝　訳　1985年4月25日　初版発行　超希少古本。少林寺の僧達は、この二経に記されている秘法を行なって心身を鍛練した。剣術諸流心法論集・上下・2冊・武道伝書集成/限定150部/渡辺一郎/近世剣術流派の中で心法を重視した夕雲流・弘流・平常無敵流・天真白井流。これが少林寺の拳法の起源であるというのが定説となっている。少林寺拳法奥義 日本図書館協会選定図書★改訂新版★少林寺拳法 開祖 宗 道臣 (著)★東京書店株式会社★絶版★。達磨の伝記自体不明であるわけだから、これを史実と確定することは当然無理があるが、日本においてもそうであるように、武術のそもそもの源は伝説的なものが多い。大正時代の古い格闘技の教科書！帝国尚武會 古流柔術！柔道 柔整。二経の由来については、『易筋経』の序に詳しく述べてあるので省略する。刀と剣道・剣道主要団体試合記録・15冊/復刻版/浅山一伝流武者組目録・新陰流兵法家伝・剣道教範・古代流派の剣技と解説・切腹に就て。

　「易筋・洗髄」二経の内容は、拳法の技法というより、身体を強健にする鍛練法といえる。武功秘訣之一・鐵砂掌功/中国語/北湖・袁楚材玉照/内外功之分解・硬功・軽功・鐵砂掌・峯六肘功・手指練習法・手掌練習法・手拳練習法。「洗髄とは、心の垢を洗って真の心光を出すことで、易筋というは、易は変を意味し、筋は勁を意味し、筋肉を鍛練して強靭ならしめるをいう」とあるように、易は「変る」という意味で、弱く、柔弱な筋、骨、膜を強靭なものに鍛練によって変える意味である。無双直伝英信流居合道/河野稔/中山博道・遠山満/昭和13年の復刻/初心の人にもわかり易く自習によし殊に師範にとりても良き參考となるを信ず。その方法は、身体が持って生まれた筋・膜の弛、変、弱、縮、壮、勁などの個人差を、揉み、打ち、叩きなどし、また各種の導引（体操）をすることによって、身体を内外ともに強健にすることである。太極拳・健康美容に効果抜群の中国古武道・汪 調源・詳細な図解写真によって自宅で自修できるようにした/陳氏三十八式太極拳・陳小旺/2冊。その際、気を練り鍛えることが強調され、呼吸法、陰陽の気、日常生活の規制、瞑想など多くの具体的な方法が述べられている。日本剣道史・創刊号含む10冊/非売品/浅山一伝流・浅山一伝斎研究・森戸三休研究/上州赤城山南麓地方の浅山一伝流/宮本武蔵守義軽と兵道鏡。

　洗髄は「人の愛に生じ、欲に感じ、一落有形すべて仏諦を修めたもので、人間の五臓、六腑、四肢、百骸を一々洗浄する」ことをいう。鹿島神伝直心影流極意/石垣安造/昭和12年/鹿島神傳直心影流の兵法極意書と祖父自筆の覺書・新聞雑誌の記事等を主として編纂したものである。つまり人間がさまざまの欲望によって汚染されてしまった体内の諸器官から、五体のことごとくを洗い清めることである。正伝・新免武蔵藤原玄信・真実と虚構/史料考證・勧進・宮本武蔵玄信/2冊/決定的資料を基にした事実こそ武蔵の行跡に真実の光を当て得る。『易筋経』は「養形」を説き、『洗髄経』は「養心」を説いたものといってもよいであろう。柔道の投げと固めの裏技/十段・伊藤四男/昭和47年/その妙味の探究に終始したといっても過言でないほど研究に研究を重ねてまいりました。

　その記述の内容は、一口にいって雑多である。剣道八講・柳生厳長伝術・新陰流兵法正統柳生流正系の道で厳長が幼少から師父と一流の高足先人から承けたる道業/柳生流系武術資料/2冊。道教の養生術の方法を受けながら、禅語を多く用い、仏説により述べている所が特徴である。増補再版・大日本居合道図譜/無双直伝英信流居合兵法正統第二十代宗家・河野百錬/昭和42年/本書の内容は全て先師より伝授されたる当流の掟。それに加えて陰陽説、儒教、比較的後代のものと考えられる医術・導引など混じり合ってまとめられている。柔道極意教範/講道館流柔道研究会編・嘉納治五郎推奨/昭和2年/諸流の粋を集めこれを取捨折衷してなった大日本武徳会制定形を根本としたもの。推測するに、中国古代以来の道教的養生術に、禅が影響し、その後長い年月にわたって、さまざまな考え方や方法が加えられまとめられてきたものであろう。秘伝古流武術・月刊秘伝・43冊/望月稔という巨星/天神真楊流柔術/上州の名流・真庭念流/大往生中村泰三郎/糸東流空手・摩文仁賢和の遺産。詳しい検討は今後の研究をまたねばならないが、中国の武術、その影響を受けた日本の諸武術の性格や思想を考えるうえで、一つの視点を与えてくれる資料であることは間違いのないところであろう。螳螂拳散手/葉瑞/昭和40年/東江周家の螳螂拳の散手法を伝えており螳螂拳の要点を選んで簡潔かつ敏捷に編成した散手法に焦点を当てています。

ほか